熱風発生炉・電気炉

食品乾燥・ドライヤーなどの熱源として欠くことの出来ない熱風発生装置(Air-Heater)は、プロセスに合った構造であることは勿論、操作性・安全性・効率など能率よく設計製作されることが重要です。

直火式熱風炉

直火式なので燃焼容量がそのまま利用でき経済的です。
ロータリードライヤ・スプレドライヤ・各種乾燥炉に適しておりメタリックタイプはステンレスですので、食品・薬品関係に適しております。
また、排ガスの含水量により異なりますが、20〜40%の排ガスを循環利用することも可能です。

熱風発生炉photo

500,000kcal/h
(2,093,023kJ/h)

熱風発生炉photo

1,500,000kcal/h
(6,279,069kJ/h)

間接式熱風炉

クリーンな熱風が得られるので食品・穀物・薬品・繊維の乾燥工程やビル・工場の暖房に適しています。
また、排ガスを循環利用するので大きな経済効果が得られます。

熱風発生炉photo

間接式(ユニット型)
1,200,000kcal/h
(5,023,256kJ/h)

省エネルギー型
間接加熱式熱風発生装置で排ガスを循環しますので熱効率が高くクリーンな熱風が得られます。
熱風発生炉photo

バーナの噴流火炎と整流板により撹拌効果と炉内温度分布の均一化を図ってます。

間接式(ユニット型)
500,000kcal/h
(2,093,023kJ/h)

熱風発生炉photo

間接式(ラインバーナ型)
1,200,000kcal/h
(5,023,256kJ/h)

熱風発生炉photo

間接式(循環式一般型)
5,000,000kcal/h
(20,930,232kJ/h)

炉体形状

  • L(低温)・・・・・・・・・・・・・・ 50〜 300℃
  • M(中温)・・・・・・・・・・・・・・300〜 500℃
  • H(高温)・・・・・・・・・・・・・・500〜1200℃

メタリックタイプ

中温までの比較的低い温度範囲に使用します。

長所:
立ち上がりが早く蓄熱が少ない。
蓄熱が少ないと乾燥中に原料切れが発生しても炉出口温度は、すばやく、乾燥室温度に追従できます。従って、下流側の機械(集塵機等)が燃料切れを起こしても高温異常(火災)を引き起こすことはありません。
燃料:
気体燃料と液体燃料の灯油・軽油・A重油の一部に限られます。
メタリックタイプ

耐火材ライニング

500℃以上の高温炉に使用します。

長所:
A重油・B重油・C重油に適応する。
耐火材ライニング

ラインバーナ

中温までの比較的低い温度範囲に使用します。。

燃料:
気体燃料(天然ガス・プロパンガス・ブタンガス・コークス炉ガス・ALガス・Mガス)
ラインバーナ

電気炉

セラミックファイバーに発熱体を埋め込んだ電気ヒータですので、ライニング材の重量は、従来より約1/5に軽減され、熱容量が少なくコストの低減になります。処理する品種によりシーズヒータ(フィンヒータ・アルミ鋳込ヒータ・ラジアントヒータ等)を使用しますが、ヒータの材質は使用条件により一般的なものからインコロイ・インコネルで計画いたします。

電気炉photo

電気容量 550kw
(1,980,000kJ/h)

ベルト式電気加熱及び電気乾燥装置についてはベルトコンベア熱処理の項目をご参照ください。

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